このZ1のコンセプトはサーキット走行からツーリングまで楽しめるマシンに仕上げること。そのため各パートのパフォーマンスアップと、発売から30年以上が経過しているため耐久性の向上を考慮して手を加えた。エンジンはより長く快適に走りを楽しむため、チューニングを進める前に腰下を含めてフルオーバーホールを行なっている。同時に電装系の信頼性アップを図りハーネス類を刷新。エンジンのパワーとバランスを取るべく制動力とブレーキコントロール性向上を図り、さらに10ヵ所におよぶフレーム補強で車体剛性をアップさせた。足まわりにオーリンズサスを採用、ゲイルスピードで17インチ化することで、バネ下重量の軽量化ひいては軽快なコーナリング特性を確保した。高いパフォーマンスを保ちつつも耐久性のあるマシンに仕上がってこそ、さまざまなステージで楽しむことができるのである。
エンジン総排気量 | 1,105cc |
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ピストン | ワイセコφ73mm |
カムシャフト | ヨシムラST-1 |
キャブレター | ケーヒンFCRφ35mm |
エキゾーストシステム | ウインマッコイ |
電装系 | ASウオタニ SPII |
オイルクーラー | アクティブ ラウンド |
ホイール | (F)ゲイルスピード タイプR 3.50-17 (R)ゲイルスピード タイプR 6.00-17 |
タイヤ | (F)ピレリ ディアブロ コルサIII 120/70-17 (R)ピレリ ディアブロ コルサIII 190/50-17 |
Fブレーキ | キャリパー:ブレンボ4ポット ローター:ブレーキング |
Fフォーク | オーリンズ |
ブラケット | マッコイ |
ハンドル | ギルズツーリング |
シート | PMC |
ステップ | マッコイ |
etc.