今から40年以上前に生産されたにもかかわらず、根強い人気を誇る空冷Zシリーズ。当時こそ圧倒的なパフォーマンスを誇りましたが、現代の目で見ると当時なりの性能でしかありません。また、年月は技術を進化させる一方で、もともとあった機械をどんどん劣化させてしまいます。とはいっても劣化した部分を徹底的に修復しただけのレストアでは当時なりの性能を取り戻すだけです。もちろんしっかりとした技術で手を加えれば、経年劣化によるトラブルの心配をせずに、40年前のモデルでも安心してライディングを楽しむことはできます。そこに現代のアフターパーツを投入、すなわちカスタムすることによって、現代の車両にも肉薄するパフォーマンスを植え付けることも可能です。ただ、古いモデルをカスタムするにはノウハウや技術が必要です。また、コツコツと段階を経てカスタムを進めるには重複する作業が生じたり、全体的なバランスが崩れてしまうという弊害が生まれます。そこで、当社はオーナーの希望をお聞きし、一気にカスタムするコンプリートマシンをご提案しております。初期の出費はかかりますが、トータルで考えると重複する作業分の工賃を圧縮でき、かつバランスのいい状態で乗り出せるメリットがあります。このZ1も劣化個所を徹底的にリフレッシュしつつ、高い性能を楽しめるGT-Mにするべく、現代のアフターパーツを用い、これまで培ったノウハウと技術を注入して仕上げました。
エンジン総排気量 | 1,015cc |
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ピストン | ワイセコφ70mm |
キャブレター | ケーヒンFCRφ37mm |
エキゾーストシステム | ウインマッコイ |
電装系 | ASウオタニ SPII |
ホイール | (F)ラヴォランテ 3.50-17 (R)ラヴォランテ 6.00-17 |
Fブレーキ | キャリパー:ブレンボ4ポット ローター:サンスター×マッコイ マスター:ブレンボ ラジアルポンプ |
Rブレーキ | キャリパー:ブレンボ2ポット ローター:サンスター |
Fフォーク | オーリンズ |
ブラケット | マッコイ |
Rショック | オーリンズ |
スイングアーム | マッコイ |
フレーム補強 | 12ヶ所 |
ハンドルバー | ファナティック |
シート | スプリームシート×マッコイ |
ステップ | マッコイ |
etc.